2011年01月31日

AHA岡山BLS JEMTA通信 2011年1月号

みなさま、こんばんは。
AHA岡山BLS・JEMTA(ジェムタ)日本救命協会の久我です。

寒い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?
早いもので明日からもう2月です。

■(1)最新G2010準拠のBLSコース開始
AHAは、昨年10月にガイドラインG2010を発表し、
12月中にコースで使う教材を用意する旨アナウンスしていました。
AHAの3つのECCコース
・BLS (乳児・小児・成人の1次救命)
・ACLS(成人の2次救命)
・PALS(小児の2次救命)
はアメリカを初めとして、日本を含む世界中で
遅くとも3月からは全てG2010準拠コースとなります。

AHA岡山BLSでは、今月からG2010準拠BLSコースを始めました。
看護師の方に誘われご一緒に参加された医療職でない一般の方も、
これまで同様楽しく熱心にご参加され、無事合格修了されています。
国内のG2010の公開BLSコースを調査された方によると、今月までに
G2010コースを始めた都道府県は全国で4つとのことでした。

■(2)今後2010準拠のBLSコースを新規・更新受講される方
新しいG2010のテキストはまだ発行されていません。2011年 3〜4月
に英語版が発売され、日本語版はそれから1〜2ヵ月後に発売される
予定です。それまでの当分の間は受講生教材として以下を使います。
・旧ガイドラインG2005のテキスト
・G2010のハイライト日本語版(オプション)
 http://jemta.org/highlights.pdf
 「ヘルスケアプロバイダーによるBLS」の章
  [P(7/32)〜P(10/32)]をご覧下さい。
・G2010のCPRの具体的な手順は以下に簡単にまとめています。
 http://jemta.org/usr/point1.html

■(3)旧G2005のプロバイダーの方
・ガイドラインが新しくなったからといって、取得済みのカードの
 有効期限が切れていない方が、再度新しいコースを受講する必要
 はありません。 AHAはガイドラインを発表した時のFAQで、カード
 の有効期限内は資格が有効である旨の解答をしています。次の更
 新の時に新しいガイドラインのアップデートをされれば結構だと
 思います。(現場でG2005の手順で処置をされても結構です。)
・もちろん有効期限前でもアップデート受講はできます。この場合
 新しい有効期限はその受講された月から2年間です。

FAQ:science and training changes published in the 2010 AHA
  Guidelines for CPR & ECC.
Q: If I just took a CPR or ECC course, will I need to take
  the class again?
A: No, anyone who took an AHA CPR, first aid or advanced
  cardiovascular care course prior to the release of new
  Guidelines does not need to take the course again until
  it is time for retraining.
  For credentialed courses, course completion cards are
  recognized as valid for two years by the AHA, regardless
  of the science changes.
  An employer or regulatory agency may set specific
  requirements for either an in-service update, or require
  employees to retake the course with the new Guidelines

■BIOMEDISオンライン(国際医学会議専門のニュースと動画)
学術総会の発表などをスライドと日本語同時通訳で見聞できます。
勉強になるサイトだと思います。
http://www.biomedisonline.jp/
AHA2010ハイライト
http://www.biomedisonline.jp/aha2010hl/
心肺蘇生法CPR50周年
http://www.biomedisonline.jp/cpr50/

それでは、寒いので風邪など召さぬよう、
今後のご活躍をお祈り申し上げます。

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AHA岡山BLS・JEMTA日本救命協会
代表 久我清
〒700-0927
岡山市北区西古松2-26-22
BIOオフィス1016アイラボ内
tel : 080-6324-5577
fax : 086-228-3727
e-mail: kuga@jemta.org
URL : http://jemta.org/
mobile: kuga-okayama@ezweb.ne.jp
---------------------------------------
・岡山市でAHAのBLSコースをほぼ毎週開催。
・4名以上なら職場でBLSを開催できます。
http://jemta.org/index_bls_syokuba.html
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posted by jemta at 21:05| 日記

2010年12月19日

感動しました。あいちクローバーのプローモションビデオ「繋ぐ命」

こんばんは。
AHA岡山BLS・日本救命協会の久我です。

NPO法人あいちクローバーのプローモションビデオ「繋ぐ命」を見て大変感動しました。
映像も、音楽も、文章も、すべてにおいて感動しました。



(上記画面の右下のボタンを押すと最大画面表示できます。
 その後、画面の中央の再生ボタンを押してください。
 [Esc]ボタンを押すと最大表示から元に戻れます)
このビデオはたまたま見つけたのですが、感動して20回くらい見ました。(^_^;)

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■NPO法人あいちクローバー
101219_aichi.gif
 (あい:愛、ち:地域社会、クローバー:幸せ)
  http://aiclover.exblog.jp/
  http://tinyurl.com/2d7bwlh
  福元博樹(43)代表 http://www.ssc-web.jp/index.php?ID=17

 NPO法人あいちクローバーは、医師・看護師・会社員の方などからなる
 約50人のメンバーから構成されています。平成20年4月から名古屋市内で
 AED・CPR普及のための市民向け講習会、PUSHセミナー、シンジウム、
 AED寄贈設置など積極的な活動をされておられます。
 今年の10月11日(体育の日)、「名古屋スポーツフェスティバルランド2010」にて
 NCA名古屋コニュニケーションアート専門学校とNPO法人あいちクロバーで
 共同で制作されたAED普及ミュージカル「AEDワンダフォー」は
 あまりに反響が大きかったため、(株)SPEEDRICH社会貢献部の協力で
 PV制作することになったそうです。

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■あいちクローバー【PV】繋ぐ命 プローモションビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=z5SidgJGI5w


繋ぐ命

登場人物から
From a character to you

この物語の主人公である皆様へ
Dear you, hero of your own life

NPO法人 あいちクローバー
NPO Aichi Clover


 ある人は人が死ねば
 ただのモノになるだけだというけれど

 私たちは将来モノになるの?

 それは
 正しいのかもしれないけれど

 あなたを知った今
 私はそうは思わない

 もしあなたがいなくなってしまったら

 この世界はあるのかしら?

 以前、何かで読んだことがある

 この世界は
 自分がいなくなると
 消えて無くなるんだって

 馬鹿な話と思うかもしれない

 だけど誰も証明できない

 そう、

 あなたはこの世界の
 代役のきかない主人公

 人を助けることに
 勇気なんていらない

 ヒーローになる勇気なんていらない

 だってあなたは
 最初からこの物語の
 ヒーロー(主人公)なんだから


(上記クレジットは、上記動画の中からの引用です)

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以下は。全く個人的な感想です。

人の心には。他者の生命まで損なうような修羅の一念から
自分の身を犠牲にしてまでも、他者を救う菩薩の一念までを含めて、
種々に本来具足しているものだと思います。

対境である登場人物を見て起こる自分の一念を確認でき、
このビデオには大変、励まされた思いでした。

私たちはこれまで多数の死を見ており、
個々の死によっても、
この自分たちのこの世界が何も変わっていないことを皆知っています。
それにも関わらず、あえて
「この世界は自分がいなくなると消えて無くなるんだって」とする
捉え方には深みを感じました。
−−−自分の死は恐ろしいです。
その恐ろしさの原因の一因は、自分が死んでも世の中は何も変わらず、
一個の自己の小ささを認識することによる怯えだと思いました。
これに対して、上記の生死観は、
小さな自我の克服と自らの存在価値を高めるように
激励しているように感じます。

例えばリスクを伴うような救命活動をすることも、
それは極めてまれであっても日常の生活の一部であり、他のことではなく、
本来自分に具足している菩薩の一念を顕現することに他ならず、
それは自他共の生命の尊厳に対する認識に基づくものであり、
小さな自我の克服と自己の存在価値を高めることだと思います。
「使命」という字は、命を使うと書きますが、
それは自分の時間と体を使って、生きているこの瞬間瞬間で
現実の世界において、自分が自分であることの証明をすることだと思います。

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posted by jemta at 21:53| 日記

2010年12月11日

AHA-BLSヘルスケアプロバイダー向けG2010・CAB手順デモビデオのリリース

こんにちは。AHA 岡山 BLS JEMTA日本救命協会の久我です。

予告どおり、AHAからG2010のBLSヘルスケアプロバイダーコースの
暫定教材としてのCPRの新しいCAB手順のデモビデオがリリースされました。

ダウンロードして何度か見て解析しました。
11/12にシカゴでのインストラクターコンファレンスの中で示されたビデオと
同じような内容でした。

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■BLSヘルスケアプロバイダー向けC-A-Bデモ映像

(1)反応の確認
  両肩を叩いて、「大丈夫ですか?」と呼びかける。
  胸が動いているかどうかを目で確認する。
 (*注:デモでは約3秒間、胸を見ています)
(2)救急対応システムへの通報とAEDを持ってくるよう依頼
(3)脈拍の確認
  頚動脈の確認に10秒以上かけてはいけません。
  (*注:デモでは約5秒間、脈拍を触診しています)
  脈があれば人工呼吸を行う。
  10秒以内に脈拍を確認できければ、CPRを開始する。
  直ちに30回の胸骨圧迫と2回の人工呼吸を行う。
(4)除細動
  すぐにAEDか除細動器をつなぎ、ショックを行う。

(1)Check for Responsiveness
  tap shoulders. "Are you all right?"
  Scan chest movement.
(2)Activate Emergency Response and get an AED
(3)Circulation
  Check the carotid pulse for no more than 10 seconds.
  If you find a pulse, support patient with rescue breath.
  If you can't feel a pulse within 10 seconds,initiate CPR.
  Immediately give 30 chest compressions followed by 2 breaths.
(4)Defibrillation
  As soon as possible connect a AED or defibrillator
  undefendecated? deliver a shock.

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■BLSヘルスケアプロバイダーの方
・上記のデモビデオは、G2010のBLSコースでご覧になれます。
 全てのAHAのコース(BLS,ACLS,PALS)のG2010版は、
 遅くとも2011年3月1日には開始されます。
 ・暫定教材G2010BLSコース(旧G2005のテキストとDVDと暫定教材を使います)
 ・正式教材G2010BLSコース(G2010の正式教材(英語版)は2011年3月リリース予定)
 ・正式教材G2010BLSコース(G2010の正式教材(日本語版)は英語版リリースのあと)
・最近G2005で受講された方は、また2年後に更新のためにコースを受講される時には、
 完全にG2010の日本語版に移行できていると思いますので、受講しやすいと思います。
 (暫定版コースは、旧ビデオを使いますし、3月リリース正式教材は英語ですので、
  G2010日本語版に比べて、コンビニエントとはいえないかもしれません(^_^;))
 現在、AHA岡山BLSではコースの最後に資料をお配りし、
 G2010への対応をご説明しています。

■ITC,AHAのインストの方
G2010のデモビデオのダウンロードは以下の手順でできます。
AHA Instructor Network
http://my.americanheart.org/eccportal/ecc/ecc
にログインして、画面上の
AHA Instructor Network Content
をクリックして、
2010 AHA Guidelines for CPR & ECC are here!
のLearn moreをクリックし、
G2010 Interim Traning Videos
のLearn moreをクリックするとダウンロードできます。

22分10秒 1. ACLS Update Overview (For ACLS and PALS Instructors ONLY)
2分30秒 2. CAB Sequence HCP Option 2 (For BLS, ACLS, and PALS Instructors)
2分 5秒 3. HS Sequence Option 1 (For BLS and Heartsaver Instructors)

ACLSのInterimビデオの前半はBLSに関してです。詳しい説明があります。

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■一般市民の方
一般市民の方向けの、AHAのG2010手順の公式デモビデオは以下でご覧になれます。
2010 Guidelines for CPR
http://www.youtube.com/watch?v=O9T25SMyz3A


Media Materials
Members of the news media: Access the electronic press kit for the 2010 AHA

Guidelines for CPR & ECC.
以下のURLでMedia MaterialsのEnterをクリックすると上記ビデオのリンクが
表示されます、
http://www.pimsmultimedia.com/AHA_CPR/
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posted by jemta at 18:48| 日記

2010年11月14日

シカゴ G2010 AHA ECC インストラクターコンファレンス出席報告

こんにちは。AHA 岡山 BLS JEMTA日本救命協会の久我です。

今、シカゴでこれを書いています。
American Heart Association Scientific Sessions Conference 2010
に出席するため、11/10-11/15の滞在予定でこちらに来ています。

一昨日の11/12は、2010 AHA ECC Instructor Conferenceに出席しました。

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■(1)会場の雰囲気
会場は全米最大のコンベンションセンターのマコーミックプレイスです。幕張メッセが2
つあるような展示場で、シカゴの街中からバスで20分くらいのところにあります。朝6:30
から受付開始、8:00セッション開始というスケジュールです。私は6:40くらいに着いたの
ですが、当日受付の人が 20mくらい行列をなしていました。事前登録していたのですぐに
バッチ、プログラム、CPR50周年記念のDVD(Hands on Time Celebrating 50 Years of
CPR)を受け取ることができました。全体セッション会場は、 1700席くらい用意されてい
ましたが、参加者は約700人との発表だったと思います。
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■(2)全体セッション
Circulation誌S619のAHA G2010のSenior Science Editorの欄のトップは、
Ms.Mary Fran Haziskiさんです。(中年の看護師さんです。)この方が全体セッションのス
ピーカーの一人で、登壇前の笑顔が印象に残っています。Maryさんは、前述の50周年の
DVDにも出演されておられます。この DVDにはCPRについて何も分からなかった時代から
のCPRの開発についての歴史が綴られており、普段当たり前のように認識しているCPRが
先人達の身を通した尊い研究によって開発されてきたことについて敬服した次第です。
さて、全体セッションですが、Instructor Conference の中でこれが一番ボルテージが高
かったと思います。従来のCPRでも、胸骨圧迫だけのCPRでも変わりがない例として、
SOS-KantoとOsakaの論文を引用され、これら日本の論文が与えた影響の大きさをまた感じ
ました。Maryさんのお話は救命できなかった事例も含めてハートに訴える内容でした。
AHAのECCトレーニングコースについては、インストラクターはトレニングセンターによる
サイエンスアップデートを受けて、来年2011の3月1日には、Interim Traning
Marerial(暫定のトレーニング教材)を用いて、新しいコースを始めなければならないとの
ことでした。

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■(3)インストラクターアップデートセッション
ACLSコースでは、そのスピーカーの一人はハワイから来られた看護師さんで親しみも感じ
ました。セッションでは「It's all about high quality cpr」が繰り返され、BLSの重要
性が強調されていました。

■C-A-B手順デモビデオ
BLSコースでは、はじめてAHAによるG2010 C-A-Bシーケンスのデモビデオを見ました。
ガイドラインの記述だけでは不明な所があったので、これが今回の渡米で一番の収穫でし
た。

・今回のガイドラインでは「見て、聞いて、感じて」の呼吸確認の手順は削除されました。
呼吸の確認は心停止の確認の一部として手短に行われ、その後ヘルスケアプロバイダーは
救急対応システムに出動を要請し、AEDをとってきて(または誰かに取ってくるよう依頼
して)その後(すばやく)脈拍を確認してAEDを使用するとなっています。
しかし、具体的に呼吸の確認は、見るか、聞くか、感じるかしかありませんし、この手順
が削除されたので、どのように確認するのか、反応の確認と同時進行で調べるのか、反応
の確認後に呼吸の確認をするのかがわかりませんでした。
会場で、この部分を動画を記録し、何度か見て解析しました。
このデモでは、
・反応の確認をした後に、呼吸の確認をしています。
 (インストラクターがコースで使う新しいG2010スキルチェックシートでは、反応の確認
 の項目と呼吸の確認の項目は別になっています。)
・呼吸の確認は胸があがっているかどうかを「見る」ことのようです。
 「見る」という行為から得られるアウトプットは、
 (1)胸が上がっている、(2)胸が上がっていない、(3)わからないの3種類です。
 (1)以外は、緊急コールをするということだと思います。
・脈の確認は、G2005のBLSコースでは、5秒以上10秒以内でしたが、
 G2010では、「ヘルスケアプロバイダーは脈拍の確認に10秒以上かけてはならず、10秒
 以内に脈拍が確認できないと確信できなければ、CPRを開始すべきである」となってい
 ます。
 このデモでは5秒で行っていました。

・このC-A-Bデモ映像での、各手順の時間は以下の通りです。
C-A-Bデモ映像 時刻 時間
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(1)反応の確認 0:00 2秒 □□
(2)呼吸の確認 0:02 3秒 □□□
(3)緊急コール 0:05 3秒 □□□
(4)脈の確認  0:08 5秒 □□□□□
(5)圧迫開始  0:14
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圧迫開始まで約 14秒

このビデオでは、裸のマネキンでしたので胸をはだける行為はありませんでした。また、
ポケットマスクの組み立てや取出しはなく、はじめからその場にある設定でした。
(ACLSコースのDVDのBLS1次サーベイのデモと同じセッティングです。)

G2005の BLS-HCPコースのDVDでは、救急隊のリサさんのCPRデモでは、傷病者の横にひ
ざまづいてから、胸骨圧迫を開始するまでの時間は46秒でした。

・もし、このリサさんがG2010でCPRを開始したとすると、現場で予想されるC-A-B手順で
の時間は以下のようになると思います。

C-A-B現場予想 時間
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(1)反応の確認  3秒 □□□
(4)呼吸の確認  3秒 □□□
(2)緊急コール  3秒 □□□
(6)脈の確認   5秒 □□□□□
(7)胸を肌蹴る  4秒 □□□□
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
圧迫開始まで約 18秒

・リサさんの事例を使うと、救助者が傷病者の横にひざまづいて、胸骨圧迫を開始するま
での時間は、
G2005・・・46秒
G2010・・・18秒
です。前回11/9に投稿した見積もり例
http://jemta.org/index_101109.html
に従って計算すると、G2010はG2005に比較して、救命率は
3.3%高いという見積もり結果になりました。(LOE9?.です。(^_^;))

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■今後のG2010 AHA BLSヘルスケアプロバイダーコースでの教材
遅くとも来年2011の3月1日には、Interim Traning Marerial (暫定のトレーニング
教材)を用いての、新しいG2010コースを始まります。

・受講生の方の教材
 1. 2006 BLS HCP Student Manual(現在販売されているマニュアルです。)
 2. 上記マニュアルの正誤表
   http://jemta.org/BLS-HCP_Errata0909.pdf
 3. (オプション) 2010 ECC ハンドブック
 4.(オプション)2010 ガイドラインハイライト
   http://tinyurl.com/24tlpy7
 5.(オプション) 2010 Guideline for CPR ans ECC
   http://circ.ahajournals.org/content/vol122/18_suppl_3/

・インストラクターの教材
1. 2006 HLS HCP Instructor Manual
2. 2006 BLS HCP Course DVD
3. 2010 Guidekine Highlight(available at www.heart.org/cpr
4. 2010 AHA Guideline for CPR and ECC
5. 2010 BLS HCP スキルチェックシート
  (AHA Instructornetworkから入手できます。12月の6日の週以降)
6. C-A-B 手順のビデオ
  (AHA Instructornetworkから入手できます。12月の6日の週以降)
7. Obtain Interm Written Exam from Training Center Coordinator

以上です。
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posted by jemta at 23:40| 日記

2010年11月09日

AHAの新しいガイドラインG2010と個人的な所感


こんばんは。AHA 岡山 BLS JEMTA日本救命協会の久我です。

今日はAHAの新しいガイドラインG2010とその所感です。
全く個人的な所感で、記憶違いもあるかもしれませんので、
その分差し引いてご覧ください。(LOE9?です。)

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■(1)ガイドライン作成に携われた方へ
大変お疲れさまでございました。また予定通りのG2010の発表おめでとうございます。

以前、ILCORのガイドライン策定に至る過程を勉強したいと思い、ILCORのホームページ
http://www.ilcor.org/en/home/
の一部の拙訳をしました。
膨大な量であることはわかっていたので、横一面と縦一本の和訳に限りました。
・横一面というのは、TaskForce名の和訳です。
  http://jemta.org/index_ilcor2010.html
・縦一本というのは、一つのTaskForce「BLS-004B」の和訳です。
  病院外(自宅も含む)で心停止した成人と小児傷病者において、
  伝統的なEMSの対応とは対照的に
  パブリックアクセスのAEDプログラムの推進は、
  自己心拍の再開や蘇生の功を奏する転帰を改善するか?
  http://jemta.org/index_ilcor2010q_bls004b.html
これだけなのですが、訳するのに4ヶ月半かかりました。
TaskForceの全体は、非常に膨大な量で、すごい作業だと思います。
著者が自身の名誉にかけて発表したものをレビューし、エビデンスレベルを付与するわけ
ですので、大変だったと思います。もし間違って低く評価されれば、クレームも予想され
ますし、雑誌のレフリーの目もあると思います。
またAHAは単体で作業するより、ILCORを作って国際的に仕事をする方が難しいと思います
が、これだけの膨大な量をボランティアでされておられるわけで、深く頭が下がる思いで
す。このような過程を経て作成されるガイドラインは、まさに論文の中の論文だと思いま
す。

■(2)ガイドライン発表の予定と実績
・ILCOR       10月18日(月)13:30JST発表
・AHA        10月18日(月)13:30JST発表
・ERC        10月18日(月)13:30JST発表
・日本救急医療財団  10月19日(火)12:00JST予定(少し遅れたようです。私は13:45にDL)
・日本蘇生協議会   10月19日(火)12:00JST予定(少し遅れたようです。私は14:30にDL)

日本救急医療財団のHPでは、ILCORの発表は10月18日(月)14:30JSTの予定である旨の表記
がありましたが、実際はERCと同じだったと思います。それぞれ、ほとんど予定通りに発
表されたようです。G2010ではILCORの発表と同時に加盟団体のガイドラインを発表され
たので、準備にかなり力を入れておられたのではないかと思います。
日本版ガイドラインも今回は、ほぼ同時でしたので、作成に関してご苦労があったのでは
ないかと思います。
ERCは発表前から、カウントダウンタイマーを表示されていました。ILCORのホームページ
は現在は独自ドメインを取られていますが、以前はAHAホームページのドメインの下に
ありました。
ILCORは実質的に主にAHAが経済的、人的に支えているのではないかと思います。

■(3)AHAのソフトパワーと誠意
ハードパワーというのは、権威によるゴリ押しです。ソフトパワーというのはエビデンス
に基づいた誠意です。AHAは世界最大の循環器学会であり、健康管理に関する最大の
ボランティア団体です。今回の新しいガイドラインを見て、改めてAHAのソフトパワーと
誠意を感じました。
AHAが2008年の3月にハンズオンリーCPRを発表した時は、ILCORの他の所属団体からは、
同意を得ることができませんでした。他の所属団体からは明らかなNOの表示がされて
いました。しかし、AHAはそのことに対して批判はされなかったと思います。
AHAのECCトレーニングのインストラクターは他の団体を批判してはいけないことになって
いますが、AHA自身もそのことを守られていると思います。
今まで教育的な効果から、ABCの順にこだわっていたBLSアルゴリズムも、救命率の高く
なるように変更されています。
反応と呼吸の2つの情報を得てから緊急コールするように変更されましたが、これはERC
の以前のガイドラインと同様です。乳児の胸骨圧迫の深さが胸の厚さの1/2〜1/3から、
1/3に変更されましたが、これも以前他団体からも1/2は難しい旨指摘されていました。
面子などに固執せず、エビデンスに基づいて、よりいい方向にガイドラインを変更されて
いると思います。
また、ガイドラインのハイライト
http://tinyurl.com/22js5xy
http://www.heart.org/HEARTORG/CPRAndECC/Science/Guidelines/Guidelines-Highlights_UCM_317219_SubHomePage.jsp
に関してですが、
今回は、英語、アラビア語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、
ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、簡体字中国語、繁体字中国語
と、13カ国語で発表されています。言語の壁を取り除くべく、よくこれだけ準備をされ
たことと思います。日本語は非常にありがたかったです。

■(4)BLSのアルゴリズムの改善 (A-B-Cから、C-A-Bへ)
AHAはこれまで、「ABCの順」という語呂合わせと言うか、教育的効果から、A(気道確保)
B(人工呼吸)、C(胸骨圧迫)の順でCPRを開始するとしてきました。

・G2005の問題点
以下はAHA-BLS-HCPのDVDにおいて、救急隊のリサさんが行うCPRのデモの解析です。
DVDーBLSコースの受講生:マネキン比=1:1の時の17:53の所で、病院に見舞いに来られた
ジェームズさんが病院の玄関先の芝生の上で倒れたところをリサさんが助ける場面です。
リサさんがジェームズさんの横に着いたときからの時間です。

(1)反応の確認  3秒 □□□
(2)緊急コール  3秒 □□□
(3)気道確保   2秒 □□
(4)呼吸の確認  8秒 □□□□□□□□
(5)人工呼吸  18秒 □□□□□□□□□□□□□□□□□□
(6)脈の確認   5秒 □□□□□
(7)胸を肌蹴る  4秒 □□□□
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
圧迫開始まで合計46秒

G2005では、イニシャルブレス(一番初めの人工呼吸)が、一番時間がかかっています。
このデモでは、カバンからフェースマスク(ポケットマスク)を取り出して、組み立てて、
顔面にセットするまで約13秒です。
成人の場合は心原性の心停止が多いので、倒れてすぐの段階ではまだ血液中に酸素が
残っていますので最初の数分間は胸骨圧迫だけで十分循環は回ります。
ハンズオンリーCPRが推奨されたのはこの理由からでした。ABCの順にこだわると
胸骨圧迫の開始までが長くなり、これが問題でした。

・G2010(BLS-HCP)の場合(予想)
(1)反応の確認  3秒 □□□
(4)呼吸の確認  3秒 □□□
(2)緊急コール  3秒 □□□
(6)脈の確認   5秒 □□□□□
(7)胸を肌蹴る  4秒 □□□□
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
圧迫開始まで合計22秒

G2010では、イニシャルブレスが省略されました。また今までの呼吸の確認で「見て、
聞いて、感じて(5秒以上10秒以内)」が削除され、HCPは反応の確認をする際に呼吸を
手短に確認して心停止の徴候を見つけることになりました。
(ただ、まだBLSのテキストがでていませんので、この「手短に呼吸を確認する」のが
どれくらいの時間でするのか不明です。上記の例では3秒かけてする計算で見積もり
ました。)
この見積もりでは胸骨圧迫の開始まで、合計22秒です。

この例では、G2010では、G2005より、24秒だけ胸骨圧迫の開始時間が早くなります。
では、24秒早く胸骨圧迫をするとどれくらい救命率(y)が改善されるのでしょうか。
以下は、場当たり的な無理やりの見積もり(LOE8?)ですが、3つの仮定
・倒れて0秒で、すぐ除細動すると蘇生率は90%。(初期値c=0.9)
・倒れてから何もせず、その後(経過時間x)、除細動すると蘇生率は10%/min低下する。
 (y=-0.1x+c :x[min])
・倒れてからすぐCPRを開始し、その後除細動すると蘇生率は3%/min低下する。
 (y=-0.03x+c)
で見積もると、
「G2010のアルゴリズムは、G2005のアルゴリズムより約2.6%改善される」
という計算結果になりました。(時間ができたら詳細を別記事にしたいと思います。)

■(5)乳児のAED使用
 乳児については、以前はAEDの使用に関して、推奨も反論もされていませんでした。
 今回のガイドラインでは、手動の除細動器(2〜4J/kg)が望ましいですが、なければ、
 小児用パッドでAEDを使用してよいことになりました。また、小児用パッドがなければ
 成人用を用いてもよいとの勧告になっています。
■(6)アメリカ赤十字との共著でのファーストエイド(応急処置)の項目の追加
 AHAは、アメリカ赤十字ARCと共同して、全米ファーストエイド学術審議会を設立し、
 ファーストエイド論文のレビューと評価を行っています。
 但し、前々回G2000、前回G2000のガイドラインの項目名には、特にアメリカ赤十字の
 名前は含まれていませんでした。
 (但しハイライトには「前回もARCと共同」との記述はあります。)
 しかし、今回のファーストエイドの項目名は
 2010 American Heart Association and
 American Red Cross Guidelines for First Aid:
 Part 17: First Aid: 2010 American Heart Association and
 American Red Cross Guidelines for First Aidとなっており、
 前回改訂時と違ってアメリカ赤十字と共著でファーストエイドが追加されています。
 「2010AHAとARCのファーストエイドガイドライン」という表現で『共著』が強調され
 ています。これはファーストエイド以外の他のPart 1〜16の項目にはない表現です。
 論文を書かれたことのある方はお分かりと思いますが、謝辞の所に相手の名前をあげ
 ることと、連盟にすることではその論文の意味が違ってきます。
 学術団体でない他団体でも見下げることなく正当に評価されている証左だと思います。

■(6)その他
・胸骨圧迫のテンポが100回/分以上になりました。
 アメリカのコースでは、100回/分以下になるケースがあるようですが、日本のコース
 では、早いことはあっても遅いことはありません。これにより、100回/分にあわせる
 ような無駄なフィードバックが不必要になりました。
・胸骨圧迫の深さが2インチ(5cm)以上になりました。
・チーム蘇生の強調
 G2005のBLSコースではAEDと乳児の所は2人法の練習はありましたが、G2010では個々
 のスキルだけでなくチームメンバーに対して、チームとして効果的に行動することを
 教えるべきとなっています。新しいコースではACLSやPALSに近い形態での練習も追加
 されるかもしれないと思いました。
・NRP(新生児蘇生)での蘇生努力の保留または中止
 前ガイドラインの再確認でもあるとのことですが、「心拍数を検出できない新生児で
 は10分間検出できないままの場合、蘇生の中止を考慮するのが適切である。」との
 勧告です。
 個人的な意見で非常に気がひけますが、この勧告は残念だと思いました。
 実際に現場で、ドクターが10分たったことを理由に蘇生行為を止めたドクターの下に
 おられた看護師さんが、ドクターが去った後も30分を超えてCPRを続けたところ、急に
 肌が赤くなって蘇生できたケースがあるからです。
・AEDのプロトコルは前ガイドラインと変更はありません。
 前回の改定では、ショックの回数が変わったため、AEDの買い替えやソフトウェアの
 アップデートが必要でした。
 今回は変更はないため、G2005プロトコルのAEDをそのまま使えます。

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posted by jemta at 03:11| 日記

2010年10月18日

2010 AHA Guidelines for CPR and ECCの公表(日本語版ハイライト)

こんにちは。
AHA岡山BLS・JEMTA日本救命協会の久我です。

本日、ILCOR、AHA、ERCのガイドライン2010がそれぞれ発表されました。
本日の13:30過ぎの時点では、AHAのガイドラインは閲覧できました。
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2010 AHA Guidelines for CPR and ECCのハイライトについては、
32ページにわたる詳細な日本語版が、以下で公表されています。
http://tinyurl.com/24tlpy7
http://www.heart.org/idc/groups/heart-public/@wcm/@ecc/documents/downloadable/ucm_317340.pdf


AHAのガイドラインの全体は以下で公表されています。
前回改訂時と違ってアメリカ赤十字と共著でファーストエイドが追加されています。

http://circ.ahajournals.org/content/vol122/18_suppl_3/
Volume 122, Issue 18_suppl_3; November 2, 2010
* Editorial Board
* 2010 American Heart Association Guidelines for Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care Science
* 2010 American Heart Association and American Red Cross Guidelines for First Aid

Editorial Board:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S639
2010 American Heart Association Guidelines for Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care Science
Part 1: Executive Summary: 2010 American Heart Association Guidelines for Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S640
Part 2: Evidence Evaluation and Management of Potential or Perceived Conflicts of Interest
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S657
Part 3: Ethics:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S665
Part 4: CPR Overview:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S676
Part 5: Adult Basic Life Support:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S685
Part 6: Electrical Therapies: Automated External Defibrillators, Defibrillation, Cardioversion, and Pacing
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S706
Part 7: CPR Techniques and Devices:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S720
Part 8: Adult Advanced Cardiovascular Life Support:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S729
Part 9: Post?Cardiac Arrest Care:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S768
Part 10: Acute Coronary Syndromes:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S787
Part 11: Adult Stroke:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S818
Part 12: Cardiac Arrest in Special Situations:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S829
Part 13: Pediatric Basic Life Support:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S862
Part 14: Pediatric Advanced Life Support:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S876
Part 15: Neonatal Resuscitation:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S909
Part 16: Education, Implementation, and Teams:
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S920
2010 American Heart Association and American Red Cross Guidelines for First Aid:
Part 17: First Aid: 2010 American Heart Association and American Red Cross Guidelines for First Aid
http://circ.ahajournals.org/cgi/reprint/122/18_suppl_3/S934
posted by jemta at 16:11| 日記

2010年10月17日

ILCOR CoSTR2010 / AHA ガイドライン2010

こんばんは。AHA 岡山 BLS JEMTA日本救命協会の久我です。
いよいよガイドライン2010が明日、公表されます。楽しみです。

(予定公表時間がILCORよりERCの方が1時間早いような気がしますが、、、)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
10月18日(月)14:30JST
 ILCOR(The International Liaison Committee on Resuscitation) CoSTR 公表
 http://www.ilcor.org/
 Starting October 18th you will be able to access links to CoSTR and to the
 2010 Guidelines versions of both AHA and ERC right here on the Ilcor homepage!

10月18日(月)
 AHAガイドライン2010公表
 http://www.heart.org/
 On Oct. 18, we will release our 2010 Guidelines for CPR and Emergency
 Cardiovascular Care. These guidelines are the basis for CPR training around
 the world for healthcare professionals and the general public.

10月18日(月)13:30JST
 ERCガイドライン2010公表
 http://www.cprguidelines.eu/
 launch on 18 october 2010, 6:30 AM CET
 (公表時刻までのカウントダウンをしています。)

10月19日(火)12:00
 JRC(日本版)ガイドライン2010のドラフト版公表
  日本蘇生協議会
   http://jrc.umin.ac.jp/
  日本救急医療財団
   http://www.qqzaidan.jp/

・AHA ECCガイドライン2010マテリアル英語版 暫定スケジュール
 http://eccjapanheart.org/pdf/20100414_News_and_Topics_sche.pdf
・AHA ECCガイドライン2010準拠日本語出版予定
 http://eccjapanheart.org/pdf/20100922guideline201_jpn_future.pdf

posted by jemta at 23:55| 日記

2010年08月29日

AMR-Hawaii 「2010夏のクラス」参加報告

こんにちは。
AHA岡山BLS・日本救命協会の久我です。

今、ハワイでこれを書いています。
今まで4、5回ハワイに来ていますが、今回の行きの飛行機の中は空席もあり、私の窓際
の列の3席は私一人しかいなかったので、横になって寝ることができ、ラッキーでした。
帰りはわかりませんが、以前、一度空いていた時にビジネスクラスに乗せていただいた
ことを思い出します。日本は湿気があり、じめじめしていますが、ホノルルで早朝飛行機
を降りた時は「むっとくる」暑さも感じることはありませんでした。ホノルル空港から、
ワイキキのホテルまでは今まではThe BUSだったのですが、今回はHISの送迎バスがついて
いたので、日本で予約していた携帯を空港で受け取って、そのまま送迎バスでワイキキ
までいけました。

ホテルのチェックインは15;00なので、それまで待つ必要があります。私は大体、
免税店の近くにあるJCBプラザで、無料のコーヒーと電動マッサージ機で時間をつぶして
います。JCBプラザは、JCBのカードを持っていると無料で使えます。インターネットPC
(印刷も可)を無料で使用したり、島内の固定電話に無料電話することも可能で、バスの
時刻表も言えばもらえますし、観光で予約やこちらの質問に答えてくれます。
JCBのカードを持ってると、このプラザの利用の他、トローリーバスのピンクラインには
無料で乗れますので、アラモアナショッピングセンターやウォルマートなどにいけます。
(JCBカードを持っていなくても2ドルで乗れます。TheBUSは2ドル50セントです。)
100824_jcb.jpg
ただ、今回はフロントで聞いたら、まだ12:00くらいでしたが、そのままチェック
インできました。ホテルの入口は空いたままで冷房はかかっていなかったですが、暑さも
感じず部屋も同様でした。日本よりハワイの方が涼しいと感じました。

ホテルの部屋には冷蔵庫と電子レンジがついているので、ハワイについたら飲み物や軽食
の買出しにスーパーにまず行っています。ワイキキには、コンビニのABCstoreもあります
が、スーパーの方が品揃えがいいです。ワイキキの「フードパントリー」はホテルの
近くにあり便利です。Food Pantry
http://www.pacificresorts.com/webkawaraban/shokutaku/060601/
100824_food.jpg

脂っこいものが多いですが、和食のお弁当も売っています。6〜7ドルと高いですが手軽
です。
100824_food2.jpg

このスーパーにおいてある1.89リットルのビッグサイズのMinute Maideの100%
オレンジジュースのパッケージにはAmerican Heart Associationのロゴマークが書かれて
いました。AHAは、エクササイズ用のゲーム機メーカーだけでなく、食品メーカーとも
提携しているんですね。。
100824_food4_aha.jpg

このスーパー支払いは今回は、100ドルのトラベラーズチェックで支払い、おつりも
もらえました。手数料は不要のようで、日本でドルの現金を買うより、T/Cの方が1ドル
2円くらい安いですし、おつりが現金でもらえるので、T/Cの方が便利だと思いました。

食事は、バイキングスタイルで安く済ませる方法もあります。以前から安いとは聞いて
おり、お店の前は何度も通っていたのですが、行ったことがなかったので今回初めて行
ってみました。フードパントリーの近くにある「スモーギーレストラン」です。
Perry's Smorgy restaurant 2380 Kuhio Ave, Honolulu, HI 96815
http://tinyurl.com/23nqn36

夕食が13ドルでしたので安いです。入口で料金を払って、あとは好きな席に座って、
好きなお料理を自分でお皿にもってセルフで運びます。トレーはないので、一皿ずつ運
ぶ必要があります。ハワイ大学医学部でコースがあるときは、学生食堂でランチを取り
ますがここを学食と思えば気楽に使えます。いろんな料理があり、少しずつとっても全
部食べ切れないと思います。お箸もおいてありました。
100824_food3.jpg


AMR(American Medical Response)では、主に日本人向けに毎年3月と8月にAHAやその他
のコースをされています。
今回は1年ぶりでしたが、BLSインスト、ACLSインスト、PALSインストクラスには
最初から最後まで参加できラッキーでした。
AMRのクラスのいいところは、アメリカで、実際に救急の現場で活躍しておられる方が
講師で、教えておられるところだと思います。今回3つのコースとも参加者が10名を
越す盛況ぶりでした。ほとんどの参加者は日本人ですが、現地の方もnew,renewalとして
参加しておられました。現地の更新の方は、講師と入れ替わって説明もされておられま
した。AMRのパラメディックの方が実際に現場で使用されている器具を出して説明して
いただきました。また、傷病者を寝かせた状態や、立っている状態での気管挿菅も披露
され興味深く拝見しました。

100826_amr_acls.jpg
BLS、PALSはいつものようにドリーさんとパムさんでしたが、非常に丁寧に教えておられ
ました。11月のシカゴのコンファレンスに行きたいとのことでしたが、はたくさんの人
が来らるとのことで、ホテルが取りにくいと言っておられました。
今回のクラスは、NRPの申込が定員に満たなかったとのことでキャンセルになり、見学で
きなかった点が心残りでしたが、また次に期待したいと思います。
夏のクラスに参加された先生やインストラクターの方とお会いでき、色々お話が聞けて
ためになるクラスでした。ワイキキにある、25ドルのユースホステルに泊まっておられ
る方や10日前に飛行機を取ってこられた方もいらっしゃって、色々な選択肢があること
思いました。また現地日本人コーディネーターのKaoriさんやSeikoさんにもお世話にな
り、ありがとうございました。ワイキキから、AMRまでの送迎用のリムジンはイスがすべ
る感じで、見た目に反して窮屈でしたが、Kaoriさんの車は広くて楽でした。
一度もワイキキビーチで泳いだこともなく、観光もしていませんが、毎回来てよかったと
思います。

今回はHIS関西で、2ヶ月くらい前に電話で予約したのですが、飛行機代約12万、その他
手数料2万5千円、5泊のホテル代3万6千円で、飛行機ホテル代の合計は18万円でした。

AMR-Hawaii 99-840 Iwaiwa st., Aiea, HI 96701 U.S.A.
http://tinyurl.com/2949jcv

posted by jemta at 10:35| 日記

2010年06月08日

Philips ハートスタートFR2+ 部品故障の恐れでリコール

おはようございます。AHA 岡山 BLS JEMTA日本救命協会の久我です。

昨年11月に日本光電のAEDの4機種で11万台のクラスTの回収がありましたが、これは国内
の総AED台数の約半分とのことでした。
http://jemta.org/index_091124.html
今月今度はフィリップスのAEDのクラスUの回収が発表され、1万台の回収とのことです。

(尚、AHAは特定のメーカーのAEDを推奨してはいません。
 BLSコースでは、全メーカーのAEDを紹介しています。
 コースではAEDトレーナーを使用して訓練しますが、
 本物も手にとってご覧いただいています。)

■AEDリコール Philips ハートスタートFR2+ 11114台(2007/5〜2010/5販売)
 クラスU 2010/06/01      機種:M3860A、 M3861A、M3840A、M3841A
 通常の製品に比べて故障率の高いボルテージディテクタと呼ばれる電子部品が搭載され
 ている可能性があり、バッテリが早期に消耗したり、電源が入らなくなる可能性がある
 ため予防措置として自主回収するとのことです。

 PMDA医薬品医療機器総合機構 医薬品等の回収に関する情報
 http://www.info.pmda.go.jp/rgo/MainServlet?recallno=2-3931
 2010年度クラスU一覧
 http://www.info.pmda.go.jp/kaisyuu/rcidx10-2k.html
 PHILIPS社製品情報AED・除細動器
 http://www.healthcare.philips.com/jp_ja/products/resuscitation/index.wpd
 ハートスタートFR2+に関する重要なお知らせ (2010年6月)
 http://tinyurl.com/28lx74q
 http://www.fukuda.co.jp/
 10年06月01日 回収情報 半自動除細動器 ハートスタート FR2+ 自主回収のお知らせ
 (株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン)
 http://www.fukuda.co.jp/recall/index.html#r100601
 フクダ電子 回収・安全情報
 http://www.fukuda.co.jp/recall/pdf/r100601.pdf

・回収対象製品かどうかは、以下で製造番号を入力すると確認できます。
 (製造番号は、カバー裏面のネジを2個はずし、下の方のシールに書かれています)
 http://www3.medical.philips.com/resources/hsg/docs/en-us/custom/fr2PlusAction_ja-jp.asp
・以下は危惧される具体的な健康被害のメーカー説明です。
 当該電子部品の故障が発生し、バッテリが早期に消耗した場合は、ステータス・インジ
 ケータによる表示と警告音により、使用注意状態を知らせます。この場合は、早期のバ
 ッテリ交換が必要となりますが、まだ使用はできます。また、まれに電源が入らない故
 障状態がありますが、その場合はステータス・インジケータに使用不可状態が表示がさ
 れます。そのため、添付文書に記載のとおりステータス・インジケータを毎日確認する
 ことにより機器が使用注意状態または、使用不可状態にあることを事前に発見すること
 ができますので重篤な健康被害は回避できると考えます。

補足:回収のクラス分類について
クラス分類とは、回収される製品によりもたらされる健康への危険性の程度により、個別
回収ごとに、T、U、Vの数字が割り当てられるものです。
・クラスT その製品の使用等が、重篤な健康被害又は死亡の原因となり得る状況です。
・クラスU その製品の使用等が、一時的な若しくは医学的に治癒可能な健康被害の原因
      となる可能性があるか又は重篤な健康被害のおそれはまず考えられない状況
      です。
・クラスV その製品の使用等が、健康被害の原因となるとはまず考えられない状況です。

posted by jemta at 10:26| 日記

2010年05月20日

窒息事故とこんにゃくゼリーの形状に対する法規制


こんばんは。AHA 岡山 BLS JEMTA日本救命協会の久我です。
国内の主な不慮の事故の死亡数において、溺死、火災、中毒、転倒などに比較して、窒息
事故による死亡数は増加傾向にあり、2008年の時点で年間約1万人、種類別では窒息がも
っとも多いです。

図2主な不慮の事故の種類別にみた死亡数の年次推移
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/furyo10/01.html
100520_furyo.jpg

こんにゃくゼリーに関しては、大手メーカがその製品を一時製造中止にしたあと、また復
活しています。また事故があった時は小売店でも注意喚起の表示がありましたが、国民生
活センターが南関東で行った調査によると7割の店舗で警告を表示していなかったとのこ
とです。岡山のスーパーでも以前は手書きの注意喚起の表示がありましたが、現在はほと
んど見られず、事故を起した別のメーカーの製品も並べられています。
消費者庁は18日に、ゼリーの形状に法規制をかけるのは難しいとの見解を示したとのこ
とです。

・10年間に17人のこんにゃくゼリーの窒息死亡事故。
 うち10人が未来ある子供でした。
 特定の製品に対する事故であるので、製造者、販売者、消費者共にさらに対策が必要。
・年間1万人の窒息死亡事故。事故を防ぐ注意喚起と、起きた場合の対策、
 解除方法の啓蒙が必要だと思います。

こんにゃくゼリー窒息死:消費者庁「形状など規制は困難」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100519ddm041040067000c.html
消費者庁 こんにゃく入りゼリーをはじめとする食品等に起因する
窒息事故の防止に関する取組みについて
http://www.caa.go.jp/safety/index2.html
消費者庁5月19日 こんにゃく入りゼリーによる窒息事故の再発防止策の周知徹底について
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/100519kouhyou_3.pdf


posted by jemta at 23:56| 日記