2017年11月12日

AHAガイドラインアップデート2017 カール・ケーンECC委員長の説明動画の粗訳



2017 Focused Updates on Adult & Pediatric BLS & CPR Quality
The video outlining the new focused updates by Karl Kern, MD
本記事のURL
http://jemta.org/index_171112.html
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こんにちは。
AHA岡山BLS・JEMTA日本救命協会の久我です。
岡山市内でも、この1週間は最高気温が20℃を下回り、空気が澄んできました。
暖かいものがおいしくなる季節ですね。皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?



■[1]はじめに
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前回の投稿 http://jemta.org/index_171108.html
で、ご紹介したように、アメリカ心臓協会AHA(American Heart Association)は、
国際蘇生連絡協議会(ILCOR)と協力して、昨日、CPRガイドラインを更新(アップデート)し
ECC委員会の委員長、カール・ケーン医師の説明の動画をリリースしています。


2017 Focused Updates on Adult & Pediatric BLS & CPR Quality
Karl Kern, MD カール・ケーン医師(AHA緊急心臓血管ケア委員会委員長)
(2017/11/7にAHAによって発表されたCPRの最新の推奨事項について説明しています。
また、継続的なエビデンス評価プロセスへの移行についての考えを示しています。)
以下に、動画内容の粗訳を書いています。



■[2]動画のテロップと説明の内容(粗訳)
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00:00(←分と秒)
2017成人および小児のBLSおよびCPRの質に関するAHAの最新情報。
00:05
AHAガイドラインは、世界中の2200万人以上の人々を訓練するために使用されています。
00:13
このアップデートでは、心停止からの生存率を高めるために重要な要素が再び強調されて
います。
00:19
Karl Kern、医師、
AHA緊急心臓血管ケア委員会委員長
アリゾナ大学医学部
ツーソン・サルバーハートセンター

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00:24
アップデート#1
救急指令によるCPRの口頭指導
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00:25
今年のアップデートは、2015年に発表され出版されました
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00:27
彼らの努力が増すほど、より多くの人々が救われるでしょう。
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00:30
それは胸骨圧迫のみのCPRの重要性です
00:34
あなたが9-1-1に電話をした際の、救急の指令は明確になりました。
00:39
オペレーターは訓練を受けており、基本的なCPRをするように指示します。
00:47
その指示には確実に、基本的な胸骨圧迫の手技が含まれます。
00:54
市民救助者にとって、より簡単になるように、救急隊が到着するまでは、人工呼吸は後回
しにされます。
01:02
そして、彼らは、もっと自信をもって、頑張ろうとし、救急指令も簡単な手段で救命を支
援できるようになります。

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01:13
アップデート#2
乳児と小児のための人工呼吸を伴う胸骨圧迫
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生理学的に異なる小児では、非常に明確です。
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01:16
小児には...本当に呼吸が必要です
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我々は通常、小児の心停止は呼吸原性によるものであるとしています。
01:24
小児はしばしば、かなり低酸素になり、そして心臓が止まります。
01:31
小児は特殊であり、小児には、人工呼吸が本当に必要です。
01:35
私たちはまだ、成人と小児の両方で、何もないより、圧迫した方がよいという考え方に立
っています

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01:43
アップデート#3
迅速な成人のための胸骨圧迫のみのCPR  迅速な循環によって、救命できます。
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01:44
私たちが以前に述べたように、成人への人工呼吸に関しては、最初の数分間においては、
救急隊が到着するまでに、人工呼吸をされなくても、循環は保たれます。
01:57
これは、多くの人が知っているように、過去5年から7年のサイクルの中においては、大
きな変化になります。
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01:59
即時バイスタンダーのCPRは、毎年、35万人以上の院外心停止のアメリカ人の生存率を、
2倍または3倍にすることができます。
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2:06
なぜILCORとAHAは継続的なエビデンス評価プロセスを実行するのか?
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02:10
科学は連続している
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02:17
アメリカ心臓協会は、大きな努力を払い、科学の見直しのための会議を開催し、何が異な
るかを考えています。
02:28
その進歩とは何か。それは約5年ごとに改定されています。
02:34
しかし、科学は5年ごとに機能するということはありません。科学は連続して変化します。
02:36
最後の5年の会議の直後に、2016年の直後に重要なことが出てくると、私たちは2020年ま
でそれを実際にプロバイダーの知識習得や訓練に生かすことはできません。待てません。
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02:50
これは、継続的なエビデンス評価に基づく、最初の努力です
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これは継続的なエビデンス評価に伴う、最初の努力です
02:53
そして1年に一度、成果を要約するように、突然の心停止の傷病者のための生存率に違い
をもたらすことができることに対して、私は本当に興奮しています
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03:07
継続的なエビデンス評価プロセスにより、包括的なレビューとエキスパートコンセンサス
の厳格さが、可能な限り、リアルタイムで可能になります。
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03:13
緊急2020改革目標
病院外心停止において、2倍の15.8%まで生存率改善。
バイスタンダーによる蘇生行為を2倍の62%へ
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アメリカ心臓協会の2020年の目標は、突然の心臓死からの生存率を倍増させることです。
03:22
CPRの取り組みは確かに目に見えるものの、徐々に改善されていますが、 2020年までにそ
れを2倍にする目標はあまりありません。
03:31
私たちは実際に努力を重ねて、一般の人々を助けて、実践できるよう、推奨できることを
本当に望んでいます
03:41
これは非常に衝撃的な体験であることがわかります。
03:44
まだ誰かがあなたのそばに来るようなことはないかもしれませんが、私が自分自身を助け
ることができなくなったときに彼女が私を助けてくれることに感謝するでしょう。

■最後に
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心肺蘇生に関する国際協議団体については以下に書いています。
http://jemta.org/index_ilcor.html
AHA以外の他の団体のガイドラインアップデートについて、見てみましたが、ILCORでは、
アップデートのニュースが少しだけ、アップされているようです。
ILCOR国際蘇生連絡協議会
http://www.ilcor.org/home/
http://www.ilcor.org/news/latest-news/

しかし、以下の団体は、アップデートを出していないようです。
ERCヨーロッパ蘇生協議会
https://www.erc.edu/
RCAアジア蘇生協議会
http://www.resuscitationcouncil.asia/index.html
JRC日本蘇生協議会
http://www.japanresuscitationcouncil.org/

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AHA岡山BLS・JEMTA日本救命協会
代表 久我清 〒700-0807 岡山市北区南方2-13-1 ゆうあいセンター L32
パソコン用URL:http://jemta.org/
スマホ携帯用 :http://aha-bls.jp/
FirstAid HP:http://jemta.org/fa.html
FirstAid 携帯:http://aha-bls.jp/first_aid/
・4名以上なら職場でBLSを開催できます。
http://jemta.org/index_bls_syokuba.html
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免責事項:尚、臨床に適用する場合は、本記事を鵜呑みにすることなく、独立して調査し、
ご自身の責任と判断で行って下さい。

以上です。




posted by jemta at 21:13| 日記